ウッドハウス21の特徴である、無垢の木の家に使われる『板』についてお話したいと思います。
よく、このような

無垢の板を室内の壁に貼って仕上げていますが、この板は自社で製材・加工しています。
『製材・加工』と言われてもピンとこないと思いますので、どのようにして造っているのかを紹介したいと思います♪
まずは丸太を板の大きさよりも少し大きめに製材して、数か月自然乾燥させます。

↑ 乾燥させた板。
板には節がたくさんありますが、節には生き節と死に節とがあり生き節は名前の通りまだ生きているので節が抜けることはありませんが、死に節は節が生きていないので抜ける恐れがあるため、その死に節を見極めて節の大きさに合わせて穴をあけます。

↑ 穴をあける機械です。

↑大中小と3つの大きさで穴をあけます。

↑ この穴の部分にボンドを塗り込みます。

↑ この穴に合う大きさのダボ木を置きます。

↑ そして、木づちでダボ木を叩いて埋め込みます。
この作業を繰り返して一枚の板に穴埋めをした後、乾燥させます。
ちなみにダボ木は

↑ 三種類の大きさのダボ木です。

↑ アップで見るとこのような感じです。当たり前ですが、このダボ木は本物の無垢の木です。
で、ボンドを乾燥させたあとは、機械で加工していきます。

↑ カンナ掛けの機械で床や壁用の板を加工します。

↑ 加工後の様子。凸凹部分は背面で、両端は実加工(さねかこう)されています。
実(さね)とは、木と木が接合される部分です。
この板を張ることによって釘部分は隠れ、たとえ木が乾燥して板が縮んでも下が見えることはありません。

↑ 凸凹の表面はキレイにカンナ加工されています。
この状態から再び紙やすりの機会に板を通します。

↑ この機械を通すことで加工された木がツルツルになり、仕上がりとなります。
そして、一坪単位で板を結びます。

↑ 一坪単位で板を結んで出荷します。
ちなみに、ウッドハウス21で使用するだけでなく、大工さんにも販売しております。
機械を通すところは多いですが、節を埋める前の段階から手作業ですので仕上げるまでに時間がかかりますが、仕上がった板はとてもキレイです^^

仕上がった板も素晴らしいですが、大工さんの手に掛かるともっと素晴らしい仕上がりになります♪
無垢の木の家が好きな方に喜んでいただきたいので、これからも頑張ります!!
by nonoshita
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